LIFE SHIFT ~400ページを要約~

k-style

2021年02月23日 11:50

平日にキャンプできれば静かな時間を過ごすことができます。
そんな時、読書をすることがあります。


そこで、最近読んだ本のご紹介です。
★LIFE SHIFT(ライフ・シフト)★

ナチュログには合わない内容かもしれませんが、400ページくらいある本を原稿用紙3枚くらい(1200文字程度)に要約してみました。

<要約>
人生70年だった時代から100年時代に変化してきている今、人生設計においてどんな変化が訪れるかを書いている本です。
人生70年時代では、教育⇒仕事⇒引退、の3ステージを生きていれば、定年後も貯蓄と年金だけで引退の時期を生きていけました。
しかし100年時代では、引退の期間が30年延びることになり、貯蓄と年金だけでは生きていけなくなるということです。
3ステージだった人生設計を4ステージ、5ステージで考え、柔軟に行動することで多くの選択肢を持つ必要があります。
本の中では4ステージや5ステージのシナリオの例が提案されていて、その中で、ポートフォリオワーカー(異なる種類の活動を同時に行う)やインディペンデントプロデューサー(起業家)、エクスプローラー(開拓)という生き方を紹介しています。

4ステージの場合、例えば、教育⇒仕事⇒ポートフォリオワーカー⇒引退、といった人生が想定されます。(今、40、50代の人までかな?)
ポートフォリオワーカーのイメージですが、私の解釈では、すでに大学教授や企業を引退された方がやっているようなセミナー講師がそれにあたると考えられます。週に1、2回の講義を行い、フルタイムではない労働で収入を得る生き方です。個人でやっている塾なんかもそれにあたるかもしれません。ナチュログ的に言うなら、野外学習の講師をやるとかでしょうか。

5ステージの場合、例えば、教育⇒エクスプローラー(人的ネットワークややりたいことを見つける)⇒起業⇒会社勤め(ヘッドハンティングや合併)⇒移行期間⇒会社勤め⇒移行期間⇒ポートフォリオワーカー⇒引退、のような変則的な人生になるということです。移行期間は、新たなスキルを身につけるために勉強したり、一度エネルギーを蓄えるためにリフレッシュする期間だと言います。5ステージになっているかは分かりませんが、とにかく変則的で柔軟な対応が必要だということです。

資産については、「無形の資産」「有形の資産」があって、それらのバランスをどうとるかが重要になってきます。
◆無形の資産は、家族や友人、高度なスキルや知識、健康など、それ自体に価値があり、幸福につながるものです。もちろん有形の資産を得るために必要なものでもあります。
◆有形の資産は、お金や家、車といった、無形の資産を得るために必要なものです。これからは5ステージに対応できるようにしておくために、消費行動(娯楽)だけでなく投資行動も必要になってくると主張しています。投資行動は株とかではなく、自分のアイデンティティを変えるための投資で、スキルや健康、人間関係に投資することを言っています。

人生計画の視点としては、70歳、80歳、100歳になった自分がいまの自分をどう見るか?を想像してみましょう。

正解はありませんが、これからの時代には様々なことが起こりうる、様々な可能性があると思って、早い段階から準備をする必要があるということです。一斉行進の年功序列型3ステージは終わり、柔軟な生き方を考えなければなりません。

要点は以上です。



この他のトピックスとしては次のようなものがありました。
・長寿化により子育て後の人生が長くなることで夫婦の役割も変わってくることが予想される
・長寿化により四世代が同居することが当たり前になる
・企業の人事制度をめぐる戦いが起こる(柔軟性を取り入れたい働き手 VS 画一性を好む企業)
・政府が取り組むべき課題(年金支給額の調整や引退年齢を変更するだけでは不十分。健康格差に対応しなければならなくなる。)

トータルでみて面白い本でした。
詳しく知りたい方はこちら
LIFE SHIFT ⇒ https://amzn.to/31t5SZn


今回はここまで!
今後ともよろしく・・・ね!

関連記事